【成功例有り】介護業界の人手不足の原因と具体的な3つの対策を解説
人手不足を何とか解消したい…。原因を明確にしてできれば成功事例なんかも知りたいなぁ…。
こんな悩みにお答えします。
✔この記事の内容
- 介護業界が人手不足になる原因
- 介護業界の人手不足を解消した3つの方法
この記事を書いているぼくは、介護業界に従事して9年目。
採用や求人の面接にも関わっています。実際に人手不足を解消できた業界ではレアな方法を包み隠さずお話しします。
この記事ではできるだけシンプルにわかりやすく解説していきます。
2025年には約37万人の介護人材が不足する見込みと言われていまして、人材の確保は急務です。
3分で読めます。
介護業界が人手不足になる原因
- 社会的評価
- ビジネスモデル
上記のとおり。
深堀してお話ししていきます。
社会的評価
世間の介護に対するイメージが悪く参入率を下げています。
実際にぼくも親せきや友達に言うと「大変でしょう?私にはできないよ。」と返ってきます。
そんな経験ありませんか?
具体的に言うと“3K”のイメージが古くから染みついていることが大きな要因かと。下
ビジネスモデル
- 保険に依存
- 労働集約型
- 時流に乗りづらい
- 人間関係
下記より解説していきます。
保険に依存
介護の事業は、ほぼ100%保険に依存しています。
どういうことかというと売り上げに上限が生まれやすいということです。
職員に還元するお給料が低くなってしまいます。
人も集まりづらくなるし、労働の対価に見合わないと離職につながります。
なるほどねぇ。じゃあ介護は儲かりづらいの?
もちろん施設であっても在宅であっても事業所単位で増やしていけば売り上げを伸ばすことは可能です。
が、そもそも1つの事業所の売り上げを伸ばすことができなければ事業拡大もできません。
労働集約型
介護には必ずサービスを提供する『人』が必要です。
代用がききません。
時流に乗りづらい
時代がこれほど早いスピードで変わっているのに、介護業界に関してはやや乗り遅れている感があります。
理由の一つとして働く人たちの受け入れ難さがあります。
カルテの電子化やペーパーレスの普及率もそれほど高くありません。
事実ケアプランや提供表などまだまだ書類として残っています。
人間関係
職場内の人間関係もそうですが、職場外の人間関係が悩みの種になることが往々にしてあります。
介護保険制度の性質上、他職種との連携が必須になってくるからです。
特に在宅介護に従事している人。
中でも訪問看護との関係構築に苦慮しているひとが多いです。
個人的には今お話ししたビジネスモデルが一番の原因だと思っています。
介護業界の人手不足を解消した3つの方法
上記のとおりです。深掘りしていきます。
SNSを使った企業ブランディングとマーケティング
SNSを使わないのはもったいないです。
なぜなら今やテレビCMの広告効果を上回る集客力があるからです。
現行の介護系の企業でSNSを上手に利用できているところは皆無に等しい状況だと思います。
やっていたとしても求人の案内をただ載せているだけ。
集客するにはまず信頼されなければいけません。
徹底的にGIVEすることから始めます。
例えばビジネス系のYouTuberです。有益な情報を頻繁に配信し自社のサービスに誘導しています。
社会人スポーツ団体への訴求
社会人スポーツをしている人たちは体力もあり介護にうってつけです。
スポーツの練習時間はおおよそ夕方。
日中の仕事との両立に難儀している人がほとんどです。
僕の知人は定時退社を約束し練習に遅れずに参加できるメリットを提示して、スポンサー契約を結んでいました。
外国人労働者への求人
取り組んでいる企業が多い印象です。
僕の会社でも活発に求人かけています。
技術や意識も何ら問題なくサービスに入って頂いています。
利用者さんや家族からの評判はどうなの?
おおむね問題なしです!
深く見ていけば、もしかしたら抵抗があるケースがあるかもしれませんが、綺麗ごとに聞こえるかもですが大切なのは気持ちです。
介護に必要な精神や心を持っていれば必ず伝わりますし、事実かなり助かっています。
まとめ:介護業界の人手不足はこれまでと同じことをしていても解消されない
おさらいすると、介護業界が人手不足になる原因が
- 社会的評価
- ビジネスモデル
上記のとおりで、ビジネスモデルに関しては
- 保険に依存
- 労働集約型
- 時流に乗りづらい
- 人間関係
4つに細分化できます。
そして介護業界の人手不足を解消した3つの対策が
上記でしたね。
「人がいない」とただ嘆くよりも何かしらの行動をするべきです。
まだまだ打開策はあるはずなのでいろいろな方法を考えてトライしてみて下さい(^^)/
また介護業界の中でもコアな業種である「訪問入浴」や「介護の営業活動」について詳しく解説した面白いブログはこちら。