介護の悩みランキング上位と解決方法!【3つの手段と1つの考え方】
ちょっと介護に疲れてきたな。ぼくだけなのかな…。みんなの悩みを知りたいな。
こんな悩みにお答えします。
この記事を書いているぼくは、在宅介護のしごとについて9年目。
全国各地に飛び回りたくさんの介護者さんと直に触れ合ってきました。
✔この記事の内容
- みんなの介護の悩み
- 介護の悩みを解決する3つの方法と意識する事
この記事ではできるだけシンプルにわかりやすく解説していきます。
みんなの介護の悩み
最初に答えを言うと
- 要介護は認知症
- 要支援は外出の付き添いと送迎
上記のとおり。ダントツで認知症についての悩みが多いです。
次点で入浴、続いて排泄でした。
参照:厚生労働省「平成28年度 国民生活基礎調査 介護の状況」より
1つずつ見ていきましょう。
要介護→認知症
介護者にとって最もストレスがかかりがちな症状ですね。
改善よりも日々、進行していくことの割合の方が圧倒的に大きいので常に向き合わなければなりません。
要支援→外出の付き添いと送迎
要支援の段階ではまだ介護者も「介護離職」をしていない状況が多く、仕事やプライベートとの両立で苦慮します。
いわゆる過渡期で、精神的にもそうですが体力的にもじわじわと負担が積み重なっていきます。
そしてみんなが抱える悩みをカテゴリー分けすると
✔介護の悩みの種
- 対応
- 経済
- 時間
上記の3つでした。
サクッと解説すると
対応
冒頭でもお話しした「認知症」然りです。
初めて経験するひとの方が多いのでどう対応すればいいか正解がわからず悪戦苦闘しがちです。
経済
介護にかかる費用は決して安くはありません。
さらにお子さんがいたりすると家計を圧迫してしまいます。やりくりを任されているのは主婦の方が多いです。
時間
食事の介助ひとつとっても、人によっては30分や1時間くらいかかってしまうことも。
上記の3つがまとめてくると考えたらパンクしてしまっても何ら不思議ではないですよね。
なるほどね。
でもこれってどうしようもないんじゃない?
諦めたらそこで試合終了ですよ!
しっかりと原因を明確にして解決策を見ていきましょう。
✔3種類の悩みが生まれる原因
- 知識不足
- 技術不足
- 孤独
上記の3つです。
深掘りしていきます。
知識不足
何をどうすればいいかわからないのは介護に限らずストレスになってしまいますよね。
年を重ねれば重ねるほど、新しい知識を取り入れることに対しておっくうになってきます。
技術不足
適切な介護の方法なんて素人がわかるはずもなく、むしろわからないのが当たり前。
介護者や要介護者の双方に負担をかけてしまいます。
孤独
孤独が一番悩みを悪化させます。日本の風潮でもありますね。
親の面倒は子が見て当たり前。
人様に頼っては駄目と世間体を気にしたり、恥ずかしがって誰にも相談しない介護者さんも多くいます。
事実ぼくもたくさん見てきました。
介護の悩みを解決する3つの方法と意識すること
まず最初に意識することからお話します。それは
「介護は1人じゃ絶対無理」ということです。
繰り返しますが1人じゃ絶対無理です。
下記の3つの方法を駆使してください。
- 自分以外のひとに頼る
- ツールを頼る
- サービスを利用する
深掘りしていきます。
自分以外のひとに頼る
まずケアマネジャーは絶対につけて下さい。無料です。
また個人的にはSNSの利用もおすすめします。
なぜなら自分以外の同じ悩みを持っているリアルな人達へリーチすることができるからです。
情報の収集やストレスの緩和に繋がります。
わからないことや直接的には聞きづらいこともTwitterのDMなんかで相談すると返ってきたりしますよ。
少なくともぼくはそうしてます。
あとは最近YouTubeでも介護技術の動画が増えてきたのでおすすめです。
ツールを使う
福祉用具を使ってください。
身体的負担の悩みはできる限りサポートしてくれる福祉用具を使って軽減、排除していきましょう。
また市販で購入できるものも有効ですのでしっかりと活用してください。
サービスを利用する
先ほどお話ししたケアマネジャーに相談しながら必要なサービスを選定してください。
介護保険以外でも
- 行政のオムツへの助成金
- インフォーマルな社会資源
などを駆使してできるだけ介護量を減らす努力が必要です。
まとめ:介護は絶対に1人で悩んじゃダメ
おさらいすると、一番悩みの種として多く上がるのが「認知症」でした。
続いてたくさんの悩みをまとめてカテゴリー分けすると
- 対応
- 経済
- 時間
上記の3つ。原因についてが
- 知識不足
- 技術不足
- 孤独
でしたね。そして解決方法が
- 自分以外のひとに頼る
- ツールを使う
- サービスを利用する
上記のとおり。そして一番大切なことが「孤独にならない」ことでした。
できる限り積極的に相談できる人を増やしましょう。
自分で動かないと何もかわりません(^^)/
また下記の記事では介護系に強い転職サイト・エージェントをまとめていますので是非チェックしてみてください。