介護でイライラを発生させない3つの手順と抑える方法【職員も有効】
上記の悩みを解決します。
この記事を書いている僕は、在宅介護サービスの仕事をして9年目。
全国のたくさんの自宅介護の現場を見てきました。またぼくの祖母も認知症で、家族で介護をしていました。客観的な視点と当事者の二つの目線からお話ししていきます。
また、大学時代は社会福祉学科にて今回の分野について実習を織り交ぜながら専門的に学んでいます。
✔この記事の内容
- イライラを発生させない為の3つの手順
- イライラを抑えるためのテクニック
この記事ではできるだけシンプルにわかりやすく解説していきます。
また、この記事は介護者さんへフォーカスしていますが、介護スタッフの方にも通じる内容となっていますので最後までご覧いただければ幸いです。
この記事を読み終えたらイライラと上手に付き合う事ができるようになるはずです(^^)/
介護でイライラしない為に心得ておく3つの手順
以下です。
- ゴールを決める
- 頑張ろうとしない
- 孤独にならない
上から順に解説していきます。
ゴールを決める
まず最初にすることは終わりを決めることです。ゴールを決めてそこから逆算してください。
なぜなら先の見えない取り組みこそ精神を過大に削ってしまうからです。
例えば短距離走です。短距離走はゴールがわかっているからこそ全力疾走できます。マラソンも同様に想像してみて下さい。
ゴールが無ければ走り続けることなど、到底できません。
じゃあ介護のゴールってどこなの?
人によって異なりますが、少し悲しい言葉を使いますがご逝去されるまで続くと思うことは、ゴールが見えないのと同義です。
そこで一つのわかりやすい目安となるのが介護度です。
要支援1~要介護5までありますが、例えばこの段階までいったら
- デイサービスの回数を増やす
- 施設を検討する
- 親族の力を借りる
とあらかじめ段階ごとに自分の負担を軽減する施策を考え、必要であれば事前にしっかりと取り決めをしておきましょう。
そうすることで驚くほどに精神が安定します。
頑張ろうとしない
頑張ろうとしてはいけません。
なぜなら頑張ろうと意気込む人ほど、
- 心が折れてしまったときに立ち直りづらい
- ペースを間違えやすい
- 自分だけの力でなんとかしとうと背負い込む
上記の傾向がみうけられ、どれもイライラに繋がってしまう可能性がとても高いからです。
考えすぎはよくありません。
最初の方は難しいかもしれませんが介護は気楽に挑みましょう。結果それが双方にとってプラスにはたらきます。
孤独にならない
最も大切なことが孤独にならないことです。
理由は身体的にも精神的にも負荷がかかり過ぎるからです。介護は1人で何でもしようとすると絶対にうまくいきません。
僕が9年間在宅での介護現場を見てきた中でも1人で介護をされている方、もっと言うと老々介護の場合では虐待をうけているケースが本当に多かったです。
具体的には当たり前の事ですが
- ケアマネジャー
- 介護職員
- 知人、友人
- 社会資源
- 行政
等にしっかりと頼って下さい。また、孤独をさけるもう一つの方法としておすすめなのがSNSです。
介護でイライラが発生した時の対処法【抑える】
先に答えから言うと分析することです。
なぜなら自分を律することに繋がることになるのに加えて、自分を客観的にみることができるようになるからです。
専門用語でアンガーマネジメントとも言います。
具体的には怒りを感じた出来事や日時を記録していきます。
その記録から自分のことを客観的に分析することができ、怒りを感じやすい介助や動作、時間帯を把握してゆっくりと時間をかけたり、人に任せるようにすることで大きく改善されることが見込めます。
また、同時に嬉しかったことや良かったと思えることも記録していく事で介護が辛いだけのものではないことに気づいたりできます。
まとめ:介護ではイライラをコントロールした人が勝つ
介護でイライラはつきものです。誰でも当たり前に起こります。おさらいすると、
✔イライラしない為の手順
- ゴールを決める
- 頑張ろうとしない
- 孤独にならない
で、それでもイライラを完全に抑え込むのは正直不可能だと思います。
✔イライラが出始めたら
でしたね。聖母マリア様のように寛大な心を持てる人なんかいません。
大切な事なので繰り返しますが、みんな当たり前に抱く感情です。完全に消すことは不可能です。
自責の念に苛まれることなく、上手に付き合っていきましょう(^^)/
本ブログの兄弟ブログであるyuyublogではさらにコアな介護の情報を発信しています。気になる方は遊びに来てください^^