介護の負担軽減と、ストレス解消の方法【在宅介護9年目の僕が解説】
毎日家族の介護をしているんだけど、最近少し疲れてきたみたい…。そもそもぼくの介護のやり方って本当にあってるのかなぁ?
家族の事だから誰にでも気軽に相談できることでもないし…。みんなはどうしてるんだろう。
上記の悩みを解決します。
この記事を書いているぼくは、在宅介護の仕事に関わって9年目。色々な地域でたくさんの介護者さんと接してきました。
何百という世帯をみてくると、悩むポイントなど共通していることがわかったので、お役にたてるかと。
✔この記事の内容
- 介護負担を軽減させる3つの方法
- 介護ストレスを解消する方法
この記事ではできるだけシンプルにわかりやすく解説していきます。
介護負担を軽減させる3つの方法
以下の3つです。
- プロに任せる(頼る)
- スキルを磨く
- ツールを使う
ひとつずつ解説していきます。
プロに任せる、頼る
まずここはマストです。
なぜなら個人で介護するのは絶対に限界があり無理だからです。
具体的にはまず、住んでいる地域の介護保険課に電話してケアマネジャーをつけてもらいましょう。
もちろん上記だけではなくて宣伝や知り合いを通じてケアマネジャーを探してもOKです。
ケアマネジャーも色々な人がいるので合わないと感じればチェンジしましょう。
ケアマネジャーとの関わりがストレスになっていたら元も子もないですからね。
介護サービス
ケアマネジャーに相談しながら、何種類もある介護サービスからベストなサービスを選んでいきましょう。
サービスの種類は多すぎるのでここでは説明を割愛しますが、ぼくが従事している『訪問入浴サービス』のお話は別のサイトで詳しく解説しています。
スキルを磨く
スキルを磨いて(コツを掴んで)介護負担を軽減させましょう。
力任せにしていてはすぐ体を壊しますし限界がきます。様々なコンテンツからスキルを習得していきましょう。
例えば以下、
- YouTubeやブログ
- 研修
- 介護スタッフ
YouTubeやブログ
今は動画やテキスト、写真を使ってかなりわかりやすく解説しているコンテンツがたくさんありますので調べてみましょう。
研修
大手で言うとニチイさんとかが開催している研修に参加するのも有りです。
動画やテキストよりも確実にわかりやすいでしょうし、なにより仲間や知り合いができるのがありがたい。
介護スタッフ
在宅介護サービスを使っている人であれば、訪問時に積極的に質問したり、じっくりと観察してみて下さい。
それだけでも全然かわります。
ツールを使う
世の中にはもう既に様々な介護用の便利グッズが出ています。
そして今後はもっと発展していきます。
使わない手はないです。
介護ストレスを解消する方法
答えは孤独にならないことです。
孤独になると、
- 視野が狭くなる
- 気負い過ぎる
- 自分の生活を蔑ろにしてします
上記の様なことが起こりやすくなり、介護者の心も体もどんどん消耗させてしまうからです。
孤独じゃなくなると
例えば、相談できる人がいたり、様々な家庭での介護事情を知る事ができると視野が広くなります。
自分自身の介護も客観的に見ることができます。
客観的にみることができれば
「こんなにつきっきりにならなくて良かったんだ…」とか「ここは任せちゃってよかったんだ!」
と色々なことに気づくことができますからね。
もし孤独な環境にいるならば一刻も早く抜け出すことです。
みんなの介護を知る
とは言え、いきなり介護仲間を作ると言われてもなかなか難しいですよね。
そこでおすすめなのがSNSです。
もちろん僕もやっていますが控えめに言って世界が広がりました。
SNSのメリット
以下の3つは大きいです。
- 情報の収集や共有ができる
- 相談や勉強ができる
- 愚痴を吐き出せる
実は、一番下の“愚痴を吐き出せる”というのが結構大きなメリットとなってきます。
なぜなら家族間の問題は他人はもちろん友人であっても相談しづらい部分がありため込んでしまうからです。
愚痴を吐き出すことは悪ではありません。
ため込んでしまうことのほうが不健康です。
どんどん吐き出してスッキリしましょう。
事実、たくさんいらっしゃいます。
そして温かい言葉が寄せられることが多いです。
介護と併せて子育ても入るといよいよ1人の力では難しい。
まとめ:介護負担とストレスの軽減方法
おさらいすると、負担軽減には
- プロに任せる、頼る
- スキルを磨く
- ツールを使う
ストレス解消には
が効果的です。
介護を楽に
繰り返しになりますが、一人で背負い過ぎないことがとても大切です。
爆発してしまってからでは遅いです。
介護保険や社会資源は介護者を助けるものでもあるので積極的に使って少しでも楽に介護をしてください(^^)/