何となく将来の介護が不安な人へ【みんなが感じる不安と準備する事】
今はまだ大丈夫だけど、親の将来の介護が何となく不安だなぁ。みんながどんなことで悩んでいるのか知っておきたい。
あ、あと今のうちから簡単にできる準備は何があるの?
上記の悩みを解決します。
この記事を書きているぼくは、介護業界に携わって9年目。
在宅介護サービスの訪問入浴をメインジョブとしているので、常に自宅で介護されている方々と接してきていますので信頼性の高いリアルな情報がお届けできると思います。
✔この記事の内容
- みんなが抱く介護の不安について
- 不安を解消する為に今からできる事
この記事ではできるだけシンプルにわかりやすく解説していきます。
まずは情報収集から、みんなの不安をざっくりと把握していきましょう(^^)/
みんなが抱く介護の不安について
まず親などに対する介護に不安があるかどうかですが、8割以上の方が『不安が有る』と回答しています。
そして不安の内容ですが複数の項目がありましたがまとめてざっくり言うと下記の2つです。
(※参照:生命保険文化センター「生活保障に関する調査」/令和元年度)
- 自分自身にかかる負担
- 公的サービスへの不安
ひとつずつ解説していくと、
自分自身の負担の程度
さらに深堀すると下記の4つ
- 肉体的な不安
- 精神的な不安
- 経済的な不安
- 時間的な不安
それぞれお話ししていくと
肉体的な不安
できるだけ負担を軽減していくことがポイントで
- プロに頼る
- スキルを磨く
です。
流れ的にはプロに頼りつつスキルを磨いてくのが理想的です。
またスキルや介護の具体的なはテキストコンテンツや動画コンテンツでもわかりやすいものがたくさんでているので併せて活用するのが吉です。
精神的な不安
具体的には、「いつまで続くかわからない」といった意見がありました。
例えるならゴールの見えないマラソン、もっと言うとゴールの無い短距離走が絶望的なように終わりの見えない苦痛は耐えがたいものがありますよね。
経済的な不安
プロに頼ったりするにしても、それにかかる費用は決して安いものではありません。
介護をしていくご家庭にはそれぞれの経済状況がありますから介護を始めていく上で、もしくは始める前からざっくりとでもいいので段階的な計画を練るのがベスト。
時間的な不安
前述した『経済的な不安』にも一部重複する部分がありますが、全ての家族が一日中つきっきりで介護ができるわけではありません。
また一日中つきっきりはそれはそれでかかる負担も大きくなります。
ちなみに介護をしている家族の6割が同居されているみたいです。(内訳は、子:配偶者:子の配偶者=4:4:2)
また終日介護をしている男女比は3:7で圧倒的に女性の方が多いです。
公的サービスへの不安
さらに掘り下げると
- 適切なサービスがわからない
- 介護サービスの不足、不十分さを感じる
といったところ。
適切なサービスがわからない
一口に介護と言っても様々な種類があり、どれが適しているかなんて初めての人はわからなくて当然ですよね。
もちろん僕も介護の仕事を始めるまで全くと言っていい程知りませんでした。この記事を読んでる今から徐々にゆっくり知っていけば大丈夫です。
介護関係のサービスの不足、不十分さを感じる
いざ介護のサービスを利用してみて初めてわかることですよね。
事実ぼくも介護サービスは全然完璧じゃないと思います。まだまだ行き届いていないところがたくさんあります。
ただここに関してはどうしようもないのでフォーマルとインフォーマルなサービスを上手く併用していくことがポイントです。
不安を解消する為に今からできること
答えはシンプルで孤独にならないことです。
「なんだよそれ…」と思うかもしれませんがこれが結構大切でして本質だったりします。
なぜなら、介護疲れで虐待したりパニックになったりする人の多くが孤独な状態にあるからです。
事実僕も悲しい現実ですがそのような家庭をたくさん見てきました。
例えば、サービスに入る時に利用者さんの体にあざが出来ていて、介護者に確認すると曖昧な回答で、よくよく確認すると虐待が原因だったりすることがあります。
そのほとんどのケースが一人で介護をしている人でした。
孤独にならない為に
では孤独にならない為にどうすれは良いのか?
ぼくのおすすめは下記の2つ
- SNSを活用する(学ぶ)
- 協力者を見つける
解説していきます。
SNSを活用する(学ぶ)
とくにおすすめはTwitterです。
たくさんの仲間がいます。
見つけて情報の共有だったり、先輩から学びましょう。同じ境遇の人と繋がっているというのは1人じゃないという気持ちに繋がり、かなり精神を安定させてくれます。
協力者を見つける
以下の三つです
- プロ
- 家族
- 知人
恥ずかしがらずにフルに活用してください。
まとめ:介護の不安は孤独から生まれる
将来の介護を不安に思って、あれこれ準備しようとしてもなかなか着手できなかったり、パニックになってしまいます。
それよりも優先的に考えるべきことは孤独にならない方法です。
そこに対する不安が解消できてきた段階で細かい準備に移っても全然おそくありません。
孤独じゃなくなったら取り組むこと
おすすめはできれば実際に働いてみることです。
派遣やパートでも全然OKです。
なぜなら百聞は一見に如かずで実際に肌で感じる事が一番身になるからです。
さらに掘り下げると介護のスキルや情報はそのままあなたの資産になります。
介護だけではなく全てに共通することですが、不安やストレスはいきなり来るものではありません。必ず段階があります。
おぼろげでも未来を見据えて行動していきましょう(^^)/
また本ブログの兄弟ブログ「yuyublog」も配信中ですので気になる方は下記のリンクk等是非遊びに来てください^^